1.ウェブの起源

  • WEBの歴史

インターネットとワールドワイドウェブ(WWW)は、現代社会の中で欠かせない存在となっていますが、その起源はどこにあるのでしょうか?このセクションでは、ウェブがどのようにして誕生し、初期のウェブブラウザがどのようにして登場したのかを簡単に振り返ってみましょう。

インターネットの発展

インターネットの歴史は、1950年代から始まります。最初に登場したネットワークは、主に軍事的な目的で開発された「ARPANET(アーパネット)」です。ARPANETは、米国防総省の研究機関が協力して作り、コンピュータ同士をつなぐための通信手段として利用されました。ARPANETは、1969年に最初のメッセージを送信し、次第にネットワークの規模が広がり、他の大学や研究機関にも接続されていきました。

1970年代には、インターネットの基本的なプロトコルである「TCP/IP」が開発され、ネットワークを越えて異なるコンピュータが通信できるようになり、インターネットの基盤が整いました。この技術により、インターネットは世界規模で普及することが可能となり、1980年代には商業利用が始まりました。

ワールドワイドウェブの誕生

インターネットが成長し続ける中で、1990年代初頭、物理的な通信インフラが整った一方で、情報を効率的に扱う方法が必要とされるようになりました。そこで登場したのが、イギリスのコンピュータ科学者ティム・バーナーズ=リーです。

彼は、既存のインターネット上に存在する様々な情報を、誰もがアクセスでき、検索しやすく、リンクできるようにするために、「ワールドワイドウェブ(WWW)」を構想しました。これにより、インターネットの膨大な情報をウェブページとして可視化し、ユーザーが簡単に情報にアクセスできるようになったのです。

1991年、ティム・バーナーズ=リーは最初のウェブサイトを立ち上げ、その内容は主にウェブの技術仕様や使い方を説明するものでした。この「ウェブサイト」はHTML(HyperText Markup Language)というマークアップ言語を使って作成され、これがウェブページの基礎となります。

初期ウェブブラウザ

ウェブが誕生して間もなく、インターネット上でウェブページを閲覧できる「ウェブブラウザ」の開発が始まりました。最初のウェブブラウザは、「WorldWideWeb」と呼ばれ、1990年にティム・バーナーズ=リー自身によって作成されました。これが、現代のウェブブラウザの先駆けとなるものです。

しかし、この「WorldWideWeb」は一般ユーザー向けではなく、主に技術者や研究者に利用されるものでした。その後、1993年に登場した「Mosaic」が、一般のユーザー向けにウェブの世界を開放しました。Mosaicは、グラフィカルなインターフェースを提供し、画像やテキストを同時に表示することができるなど、ウェブブラウザの使いやすさを大きく向上させました。

Mosaicの成功は、後に「Netscape Navigator」というウェブブラウザの誕生を促し、ウェブの普及を加速させました。Netscapeは商業利用に対応し、企業向けにも多くの導入が進み、ウェブブラウザ市場に革命をもたらしました。

まとめ

インターネットは、もともとは軍事目的や研究目的で発展しましたが、その基盤が広がり、ウェブの誕生とともに、一般の人々がアクセスできる情報の世界が作られました。ティム・バーナーズ=リーの構想から始まり、初期のウェブブラウザの登場により、私たちが今利用しているウェブ環境が形作られていきました。

このように、インターネットとウェブの起源を知ることは、現在のウェブの発展とその重要性を理解する上で非常に大切です。ウェブの歴史は、今日の私たちの生活に欠かせないツールとしての役割を果たし続けています。